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経営ハック-アメフトNFLの哲学に学ぶ経営2

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経営ハック-アメフトNFLの哲学に学ぶ経営2

経済産業省が発表した『スポーツ産業実態調査報告書』、早稲⽥⼤学スポーツ科学学術院 間野教授ら参加する産業競争⼒会議の『世界のスポーツ産業の動向と⽇本のスポーツ産業の現状』によると、日本国内のスポーツ産業市場は8.5兆円であり、アメリカは40兆円になると見られています。

■主要スポーツリーグの収入比較
NFL(チーム数32) 289.2億円
MLB(チーム数30) 228.7億円
NBA(チーム数30) 146.8億円
プレミアリーグ(20) 188.8億円
セリエA(20) 107.8億円

上記の収入比較からも分かるように、スポーツ産業の中において、最も巨大な市場を持つスポーツがアメフト/NFLです。前回、このアメフト/NFLが巨大産業の成長を支える根幹に流れている『3つの哲学(フィロソフィー)』の一つを書かせて頂きました。今回は残りの2つについても書いて行きます。

第2の哲学~イコールコンディション

前回でも述べたようにアメフト/NFLでは、各チームに力の差が開きすぎないようにリーグによりチームバランスが管理されています。
この『イコールコンディション』も同様の効果を狙ったものです。例えば、放映権やグッズ等の収入は一旦リーグに入り、そこから各チームへと分配されます。また、サラリーキャップ制度を採用して、選手の年俸が高額になりすぎることを抑えています。

<経営者の場合>

企業経営において、この『イコールコンディション』という哲学(フィロソフィー)を取り入れるにはどうすれば良いのでしょうか?

例)営業部隊同士の顧客マーケットや営業マンの力量に力の差がある場合

営業活動を行う際には、富裕層が多いマーケットの方が有利に働いたり、取り扱うサービスや商材によっては、若い人が多いマーケットの方が有利になる等、複雑な要素が絡みながら営業活動の成果をあげるのに有利不利が出てきます。

これらのマーケット特性に対して、経営陣がどれだけコントロールして営業部隊に落とし込むかにより、営業部隊間の不満もかなり削減することができます。さらに営業スタッフ同士の力量の差も考慮に入れなければなりません。可能な限りマーケットや人員をイコールコンディションに持って行くことにより、営業部隊同士が切磋琢磨して成長していくようになります。

第3の哲学~地域密着マーケットの育成

アメフト/NFLでは、大都市や小都市に関わらず、地域に密着したチーム作りを行っています。そうすることにより、各チームのホームチームには、強烈な愛着を持ったファンが増え、リーグの運営も安定的になっていきます。

少し変わった仕組みとしては、『ブラックアウト』と言う仕組みがあります。
試合のキックオフの72時間前までにその試合のチケットが売り切れていない場合には、スタジアムから75マイル以内の地域で、そのスタジアムの試合のライブ放映を規制すると言う仕組みです。

これらの地域に密着した対策をしているため、年間8回行われるホームゲームでは、地元のファンで常にお祭りのような大行列になっています。

<経営者の場合>

企業経営において、この『地域密着マーケットの育成』という哲学(フィロソフィー)を取り入れるにはどうすれば良いのでしょうか?

流石にブラックアウトの仕組みなどは取り入れる事はできませんが、地域に密着し、地元住民から愛される企業を目指すことによりこの哲学を活かすことが出来ます。インターネットが普及し、全国へと販売網を広げることができる反面、遠隔地へマーケットを伸ばすと利益率が下がると言う悩みを抱えている経営者もおられるのではないでしょうか。EC等のネット販売をしているものの実際の売り上げの多くは、地元の商圏内という企業の方も多くいらっしゃいます。

ローカルエリアビジネスは、一定規模の消費市場が見込まれる地域に対して、ビジネスモデルを設計し、数字の破綻が無いようであれば、高い顧客ロイヤリティを育成していく事ができるため、有望なビジネスの一つです。日本の政策としても地方創生を掲げているように、地方での起業を後押しする流れもあります。

ビジネスモデルによりますが、ローカルエリアの潜在市場で顧客が獲得できる場合、遠方に行くよりも、地元顧客のロイヤリティを高める方が企業の安定成長に繋がります。

アメフト/NFLの成長の根幹にある『3つの哲学』まとめ

会社全体の利益を考え、チーム内バランスを整えるだけでなく、地元に愛される企業を目指すことにより、必ず企業は成長します。経営をして行く中で、一番大事なことは如何にしてお客様に喜んでいただくかです。

本来お客様に喜んでいただくためだけに使うべきエネルギーが、3つの哲学のバランスが崩れることにより、エネルギーが社内政治のような内側のように向けられることが多々あります。

そうなってしまうと顧客の満足度が下がるだけでなく、企業全体の利益を失うことにもなりかねないので、経営者の方は、NFLを見習い社内のバランスをうまく整え、社員全員が顧客のことを常に考えられる環境づくりを目指しましょう。

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インテグリティ代表取締役/田村広大 営業コーチングコンサルタント

インテグリティ代表取締役/田村広大 営業コーチングコンサルタント

関西大学法学部卒業後、三井住友銀行に入行。資産家の資産管理業務をメインに担当。その後、「損得勘定なしで人助けがしたい」と思い立ち、吹田市消防本部にて消防士に転職。金融機関の理不尽さを感じ、金融業界をよくしたいという思いから保険業界入りをする。保険業界に入り、初年度から世界のトップ営業成績を達成し、MDRTを取得する。しかし、自分自身の営業成績が上がっても業界は良くならない事に気付き、株式会社インテグリティを起業し、保険営業マン向けのコンサルティングを提供している。「誰でも努力し続ければ成功する。」という独自のメソッドで年収1,000万円以上のプレーヤーを多数輩出している。

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