誰も教えてくれない!決算書のBS(貸借対照表)で一瞬で買収を避けるべき案件を見抜く方法

資金調達-創業融資

誰も教えてくれない!決算書のBS(貸借対照表)で一瞬で買収を避けるべき案件を見抜く方法

2024年10月17日

個人でスモールM&Aや事業承継を検討している場合、「買収すべきでない案件」を早期に見極めることが非常に重要です。今回は、決算書の中でも特に**BS(貸借対照表)**を中心に、どんな業種でも通用する「誰も教えてくれない」見抜くべきポイントを解説していきます。

個人M&AやスモールM&Aで失敗しないためには、正しい決算書の読み方を身につけることが不可欠です。

失敗しない個人M&AやスモールM&Aならファイナンスアイ。M&A融資・資金調達の相談も可能です。

詳しくはこちら


決算書で見るべきポイントをBSから解説!失敗しない個人M&Aのために

決算書は企業の経営状況を一目で把握するための重要な資料です。特に、会社買収を検討している場合には、BS(貸借対照表)をしっかりと確認する必要があります。業種によってBSの内容は異なりますが、今回解説するポイントは、どんな業界でも通用するものです。

買収すべきでない案件とは?BSの重要性を理解しよう

事業譲渡と異なり、会社買収ではBSの内容確認が欠かせません。例えば、飲食店の場合、売上回収が早いため現金やクレジットカード入金が主となりますが、工事業では資金回収に時間がかかることが多いため、売掛金の割合が大きくなります。

このように業種ごとにBSの内容は異なりますが、どの業種でも共通して見抜くべきポイントを以下で解説します。

現預金の推移と残高:1つ目のポイント

現預金は会社の血液とも言えます。現金が不足すると、どんな会社でも倒産してしまいます。決算書のBSで見るべきポイントとして、まずは現預金の推移を確認しましょう。

現預金の確認方法:

  • 3年間の推移を確認:減少傾向にある場合は要注意です。
  • 現預金の残高を確認:残高が1.5か月分の原価・経費を下回っている場合、自転車操業に陥っている可能性があります。

ココが大事

現預金が減少している場合や残高が少ない場合、突発的な事態で売掛金の回収が遅れた際に資金破綻のリスクが高まります。こうした案件は非常に危険ですので、買収候補から外しましょう

ネット借入の推移:2つ目のポイント

次に確認するのは、借入金と預金の差額=ネット借入です。このネット借入の推移を3年分確認しましょう。増加傾向にある場合、借入への依存度が高くなっていることを意味します。

ネット借入の確認ポイント:

  • 借入には役員借入も含めること。
  • 現金を除いた預金を差引して計算すること。

3年分のネット借入を並べることで、増加傾向かどうかが一目で分かります。

ココが大事

ネット借入が増加傾向にあると、経営問題が借入で解決、もしくは先送りされている可能性が高いです。銀行からの融資に依存している企業は、経営リスクが高まります。特に小規模ビジネスの場合、ネット借入の増加は経営の不安材料となります。

純資産の確認:3つ目のポイント

最後に確認すべきは純資産です。特に、債務超過累損がある会社は避けましょう。これらの会社は、新規取引先からの社会的評価が低く、資金調達も難しくなります。

ココが大事

債務超過の会社は、経営者が変更された場合でも金融機関からの信頼を得るのは難しく、融資を受けることが困難です。また、債務超過はビジネスモデルが市場に受け入れられていない証拠とも言えます。買収候補から外すべき案件です。

まとめ: 決算書で一瞬で判断できるポイントを押さえよう

今回解説した現預金、ネット借入、純資産の3つのポイントを押さえておけば、決算書を一瞬で読み解き、危険な案件を買収候補から除外することができます。

M&Aや事業承継の無料相談

買収を検討している方は、まずは無料相談を活用して、実践的なアドバイスを受けましょう!
無料相談はこちら

起業や経営者の資金調達を成功報酬で支援

起業資金やM&A融資についてお悩みの方には、成功報酬型でサポートしています。詳細はこちらをご確認ください。
資金調達のサポートはこちら

#個人M&A #決算書の見方 #事業承継 #財務分析 #スモールM&A #M&A融資 #ファイナンスアイ

日本で唯一のM&A×資金調達・起業(副業)の専門家

M&Aを考えたら真っ先に私に連絡してください。M&A後に経営がうまくいかず資金調達の相談に来られる個人や経営者が増加しています。情報弱者の個人を狙った個人M&Aのアドバイザーもおり相談者が増えています。

鑑定人|M&A×資金調達・起業(副業)の専門家

株式会社ファイナンスアイ 代表取締役 田中琢郎

株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)
国内M&A成約1位!BATONZ認定パートナー/認定アドバイザー/認定DD調査人
国内最大級のM&Aサイト!TRANBI提携M&A支援の認定専門家

大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小企業や個人M&Aにはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援を本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中

週刊東洋経済にてスモールビジネス・スモールM&A・起業について取材掲載
弊社が創業から伴走している元手●●万円でM&A起業から数年で年商8億規模に成長させた社長も掲載
個人M&Aは副業でもできる。自分次第で利回り無限大の最強の資産運用。

失敗しない個人M&A・スモールM&A

失敗しないM&Aならファイナンスアイ|無料相談

M&A・資金調達・起業の情報を手に入れる

メルマガ登録で個人M&A・スモールM&A・資金調達の情報が届く

-資金調達-創業融資