はじめに
こんにちは、ファイナンスアイの田中琢郎と申します。今日は、会社員の方や、M&Aを活用して独立したいと考えている方向けに、「スモールM&A」の基礎知識についてお話ししていきます。今回の内容は、専門用語を使わず、基礎の基礎から解説しますので、ぜひリラックスして読んでいただければと思います。
今日のテーマは、次の4つの基本的な疑問を中心に解説します。
メモ
- M&Aって何?
- 自分にどんなメリットがあるの?
- M&Aはやるべき?やらないべき?
- M&Aはどんな人に合っているの?
この記事を通して、皆さんが**「自分にとってM&Aが有効かどうか」を判断するための材料**を得られることを目指しています。それでは早速、M&Aの基礎からお話ししていきましょう。
M&Aとは?スモールM&Aの概要と種類
まず、M&Aという言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。M&Aとは、英語の「Mergers(合併)」と「Acquisitions(買収)」の頭文字をとったもので、企業の合併や買収を指します。最近では新聞やテレビでも多く取り上げられていますが、実はM&Aにはさまざまな種類があり、目的や規模によって異なる手法が存在します。
今回取り上げるのは、規模が小さいスモールM&Aです。一般的に、譲渡価格が3000万円以下のM&Aを指すことが多く、個人や中小企業が事業承継や新しいビジネスの取得手段として利用することが増えています。
スモールM&Aの2種類の取引形態
スモールM&Aには、大きく分けて2つの取引形態があります。事業譲渡と会社譲渡です。
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事業譲渡:会社の一部事業や特定の資産のみを買い取る方法です。例えば、ラーメン店を5店舗経営している企業から、特定の1店舗のみを買収する場合が事業譲渡にあたります。
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会社譲渡:企業全体を買い取る方法です。上記の例で言えば、5店舗すべてを一度に取得するようなケースが会社譲渡に該当します。
スモールM&Aでは、資金を抑えつつ、事業や経営者としての経験を積むことができるため、初めての経営として選ばれることも多いです。次に、M&Aのメリットについてお話ししましょう。
スモールM&Aのメリットとは?
経営者としての実績を持つ事業が手に入る
スモールM&Aの最大のメリットは、既に実績のある事業を経営できる点です。ゼロから事業を立ち上げる場合、軌道に乗るまでに時間や労力がかかり、最悪の場合は売上がほとんど立たないこともあります。実は私も一番最初の事業立ち上げの際に、10カ月で売上がわずか10万円という苦い経験をしました。
しかし、スモールM&Aでは既に利益を出している事業を引き継ぐため、ゼロからスタートするリスクを抑えることが可能です。実績のある経営者としてスタートできることは、M&Aの大きな魅力でしょう。
豊富な選択肢から自分に合った事業を選べる
また、M&Aのもう一つの利点として多くの選択肢の中から、自分に合った事業を選べるという点が挙げられます。例えば、あなたが飲食業に興味がある場合、飲食店の案件に絞って探すことができますし、教育やIT関連の事業にも自由に挑戦することができます。多彩な選択肢があることで、自分にマッチした事業を見つけやすくなるのです。
このような理由から、M&Aは「リスクを抑えて自分に合った事業で経営を始められる手法」と言えます。しかし、メリットがあればデメリットもありますので、次にその点についてお話しします。
M&Aのデメリットも知っておこう
スモールM&Aには多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、特に注意すべき2つのデメリットを紹介します。
経営者としての責任が伴う
M&Aを通じて経営者になるということは、事業の最終的な責任を負う立場になるということです。従業員がいる場合、その生活や職場環境も背負うことになります。責任重大な立場に立つというのは、経営者であることの宿命とも言えます。
事業を買収するための資金が必要
事業を取得するためには、当然先行して資金を投資する必要があります。もし買収した事業が上手くいかない場合、その資金を回収できないリスクもあります。よって、M&Aを実施する前には十分な資金計画が必要です。この点についての無料相談もファイナンスアイでは提供していますので、気になる方はぜひこちらの無料相談をご活用ください。
スモールM&Aが向いているのはどんな人?
ここまでM&Aのメリットとデメリットについてお話ししました。では、どのような方がM&Aに適しているのでしょうか?ここでは、特にM&Aをお勧めしたいタイプの方を紹介します。
独立を考えている方
将来的に独立を検討している方にとって、スモールM&Aは選択肢の一つとして視野に入れるべきです。ゼロから立ち上げる場合と比べ、既存の事業を活用して独立することで安定した収益基盤を確保しやすくなります。
経営に興味があるがゼロからの創業に不安がある方
「ゼロから何かを生み出すのは不安だけど、事業を引き継いで成長させることには興味がある」という方にも、スモールM&Aは適しています。M&Aはすでに成長の土台がある事業を受け継ぎ、自分らしく運営していけるため、ゼロから創業するよりもリスクが低く、現実的です。
副業として経営に挑戦したい方
最近では、会社員として働きながら副業として経営を考える方も増えています。M&Aを活用すれば、少額からビジネスオーナーとしての一歩を踏み出せるため、会社員の立場を維持しつつ新たな収入源を構築することが可能です。
この他にも、社会貢献や自己実現を目指す方にとっても、M&Aは意義のある選択肢となります。事業を引き継ぎ、社会に新たな価値を提供することができるのは、経営者ならではのやりがいです。
M&Aの第一歩:ビジョンと資金準備
自分のビジョンを作る
M&Aに興味が湧いてきた方には、まず**「ビジョンの作成」**から始めることをお勧めします。自分がどのような目的で、どんな事業を手掛けたいのかを明確にすることで、具体的な案件を見つけやすくなります。例えば、「地域貢献をしたい」「飲食店を運営したい」など、自分の目的や価値観に合ったビジョンを定めることが大切です。
資金準備も重要
M&Aの実行には一定の資金が必要です。自己資金の準備をしっかり行い、必要に応じて金融機関からの融資も検討しましょう。ファイナンスアイでは、資金調達に関する無料相談や、成功報酬型の支援サービスも提供しておりますので、詳細についてはこちらをご覧ください。
まとめ:M&Aの基礎知識を押さえよう
ここまで、M&Aとは何か、どのような種類があるのか、そしてM&Aのメリットとデメリットについてお話ししました。さらに、M&Aが向いている方や、M&Aを検討する際に最初に取り組むべきことについてもご紹介しました。最後に、今日の内容を簡単にまとめてみましょう。
ポイント
- M&Aとは?:企業の合併や買収であり、特にスモールM&Aでは個人でも取り組みやすい。
- メリットとデメリット:経営者としての責任や資金の準備が必要だが、事業を通して自己実現が可能。
- M&Aが向いている人:独立を考えている方、経営に興味がある方、副業を考えている方など。
- M&Aの準備:ビジョンの作成と資金の準備が必要で、ファイナンスアイの無料相談を活用して準備を進めることが可能。
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今回の内容については、ファイナンスアイのYouTubeチャンネルでもわかりやすく解説しています。ぜひ**こちらの動画**も合わせてご覧ください!
この記事が、皆さんのM&Aの検討に役立つきっかけとなることを願っています。もし興味を持たれた方は、ファイナンスアイの無料相談もご利用いただき、第一歩を踏み出してみてください。
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株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)
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大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小企業や個人M&Aにはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援を本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。
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