営業ハック-大勢の部下の前で話すコツ
役職が上がり部下を持つようになった際に、多くの方が困惑される事が、大勢の部下の前で話すという事です。今までと立場が逆転し、聞く側から話す側に回った際に多くの方はどうしていいかわからず、行き当たりばったりで話してしまい、本来伝えたかったことを話せなかったり、内容が多すぎて何が伝えたいのかわからなくなってしまいます。そこで、今回は大勢の前で話すポイントをお伝えします。
ポイント1~しゃべり上手にならない
おしゃべり上手な方は内容がとても面白くリズムよく進んでいくので、あっという間に10分、20分という時間が過ぎてしまいます。一見良いようにも見えますが、後で振り返った時に「あんな話もあったし、こんな話もあったが、結局あの人が言いたかったのはなんだったのか」と思われてしまうことが多々あります。
話が上手く話せたとしても、相手に伝えたい肝心なポイントを逃してしまうと意味がありません。
ポイント2~言いたいことは1つに絞る
自分が話す機会があったとしても、言いたいことは1つ、あるいはせいぜい2つくらいに絞り込むようにしてください。大勢の前で話す機会が多い経営者の方、沢山の部下を管理されている方、『話を絞り込んで伝える』という原則を是非頭に入れておいて下さい。
より多くの情報を伝えてしまうと、逆に焦点がボケてしまいます。その結果、目的を達成する事ができなくなります。
ポイント3~伝えたいことは3回伝える
本当に伝えたい事を1つに絞れたら次は、それを話の中で3回伝えましょう。例えば、冒頭に一回伝えます。次に、様々な事例を話し中盤でもう一回伝えます。最後に話の締めくくりをする時に伝えます。
このようにする事で、聞き手は「何の話をしているのか」という、具体的なイメージを持つことが出来ます。
大勢の前で話すポイント~まとめ
たくさんのことを話せば話すほど、焦点がぼやけてしまい、本来伝えたかったことが伝わらなくなってしまいます。こういう時は、話を1つに絞り、それを確実に伝わるようにします。このステップを完了してから、次のステップへ進む方が着実に前進できます。
皆様も話し方の要点を身に付ける事で、喋るのが得意な「喋り上手」ではなく、聞き手の心を動かす「話し上手」になれるように意識してください。