資金調達・起業スタートアップの注目記事 PICK UP!

起業のファイナンス-スポンサーの資金提供で起業するリスク

LINEで送る
Pocket

起業のファイナンス-スポンサーの資金提供で起業するリスク

飲食事業を中心として、開店資金等をスポンサーから出資または借入をするというケースを良く聞きます。これは果たして手放しに良いと言ってよいことなのでしょうか。ファイナンスアイでは、日々様々な経営者の資金調達・資金繰りなどの経営支援を行っています。ファイナンスアイには、このような形で事業を開始した経営者が、失敗したり後悔して、相談を持ち込まれるケースが非常に多いです。
今回は、『スポンサーから資金を提供してもらう事』のリスクを通して、その是非について検証していきます。

1.経営者の心理

初めて起業する時、多くの経営者は将来に対する大きな不安を抱えています。今まで仕事は与えられるモノでしたが、今後は自ら生み出していかないといけません。また、資金調達等の経営実務も自らの責任で行わなければいけません。

そのような不安を抱えて起業に踏み切れずにいるタイミングで、同業者の先輩や顧客等が「君は成功すると信用している、資金を出しても良い。」と言われると非常に心強くなり、起業に踏み出すキッカケになる事もあり得るでしょう。
また、経営者本人も正直な所、絶対的な自信が無いため、「赤の他人であるこの人は最悪、資金が返ってこなくても大丈夫かも知れない。お金持ちだろうし・・・。」等と甘い考えを持ってしまうのも無理はありません。

このような場合、スポンサー側の心理を見誤る事が、その後の失敗に至る重要なポイントになります。
では、次にスポンサーの心理を考えてみましょう。

2.スポンサーの心理

スポンサーは業として、『貸金業』を行っているわけでも『投資業』を行っているわけでもありません。本当に経営者のことを心配して協力を申し出ている可能性も十分にあります。しかし、その気持ちがあればあるほど逆に経営者にとって大きなマイナスポイントになります。

何故なら、『気持ち』が先行し、資金提供において『返金されない』ことに対して、具体的に備えているわけでもありません。また、『どの程度リターンを望んでいるか』も明快ではありません。

「気持ち」が先行しているがゆえに、事業開始当初は様々な要件(本来は事前に決めておくべき要件)が曖昧なまま始まり、経営者の事業の進み具合によってスポンサーの態度が「豹変」する可能性があります。『豹変』という言葉を使いましたが、これは経営者から見た場合の印象です。スポンサーからすれば、『態度を決めた』という認識になります。

この時間軸のズレが、事業の成功や失敗に関係なく大きなトラブルを生じさせることになります。

3.時間軸の相違が生む結果

事業が上手くいった場合

スポンサーとしては『資金の提供者=オーナーである』という認識を持てば、利益の分配や利息以上のリターンを求めてきます。

事業が上手くいかなかった場合

スポンサーとしては、良くて『返済を待つ』のが関の山です。状況によっては事業の維持、存続を無視した資金回収を図ることになります。

事業の成否に関わらず、結果として後出しじゃんけんのようになってしまう事になります。
これはフィクションではなく、現実として本当によくある話です。しかし、これは資金提供者であるスポンサーが悪いのではありません。全ては、経営者の甘い判断が招いた結果です。資金提供を受ける前に、互いの要件を定義し、スポンサーとの合意を固めておかなかったことから生じる問題です。

では、スポンサーとの『合意』にはどのようなものがあるのでしょうか。

4.スポンサーから資金を借りるために抑えておかなければいけない事項

  1. 資金提供形態(融資なのか?出資なのか?)
  2. 融資の場合、返済条件はどのようになるか
  3. 経営主体は誰なのか
  4. リターンは具体的に何を望んでいるか、どの程度の金額なのか
  5. 最後(イグジット)はどうするのか

上記のような事項を明文化し『合意』するかどうかが、非常に重要なポイントになります。

この交渉において、スポンサーから「君が成功すれば良い。」という言葉だけで、具体的な合意への落とし込みができない場合が多くあります。
この場合は、非常に心苦しいと思いますが、例えスポンサーの善意であったとしても、『創業時の資金提供者としてはふさわしくない。』ので、経営者のアナタは、資金提供を丁重にお断りする判断をしましょう。

5.経済合理性のある比較検討

スポンサーからの条件提示があれば、次は、銀行融資など他の資金調達との比較を行う必要があります。

しかし、これから創業する経営者には「スポンサーがいるのに、銀行から資金を借りる。」という事に、反射的に嫌悪を示す経営者が多くおられます。(※その様な経営者の多くが事業に失敗して、資金調達・資金繰りに行き詰まり相談に来られます。)

融資の嫌悪感を生む要因1~恐怖心

この嫌悪感を生み出す要因の一つは、「返済できなかった場合、自分はどうなってしまうのか?」という恐怖心です。
しかし、銀行をはじめとする金融機関は、法令により無用な取り立てを禁じられています。また、経営者の事業が改善するための協力をしていく義務があります。個人から融資を受けている場合、このような義務は貸し手にはありません。

※融資を受ける場合、個人からではなく、金融機関から融資を受ける方が安全性が高いと言えます。

融資の嫌悪感を生む要因2~自分は融資を受けれないという思い込み

また次の要因は、「自分は銀行から融資を受けれない」という思い込みです。
特に、カードローン等の審査で否決を受けた方は、創業融資の審査は、カードローン審査より当然厳しいから自分は受けることが出来ないと考えます。

しかし、カードローンと日本政策金融公庫などの創業融資では、審査ポイントが大きく異なります。そのため、カードローンの審査が通らなくても、創業融資が承認されるケースは多々あります。ファイナンスアイは、そのように多くの起業家の資金調達を支援してきています。

融資の嫌悪感を生む要因3~人間関係の過信

最後の要因は、「人間関係を重視しすぎること」です。
このため、「自分を信用してくれる人から資金提供を受けた方が良い」と盲目的に考え、銀行からの融資を低く見てしまうことです。

確かにビジネスにおいて人間関係は非常に重要です。しかし、その人間関係は、ビジネスを通じて信頼関係を一つ一つ積み上げていくものです。創業前の人間関係は、実際のビジネスにおいて重要では無くなる事も多々あります。

6.起業のファイナンス-スポンサーの資金提供で起業するリスクのまとめ

創業する場合、自分を信用してくれる人が金銭的な協力をしてくれる事は非常に心強く感じることと思います。
しかし、アナタがその安心感に包まれて、『借り手としての責任』『経営者としての経営ビジョンを明確化させること』を怠り、スポンサーとの『明確な合意』を得ずに進む事は、将来のトラブルを必ず生じさせる結果になります。安易な資金提供に甘える自分を戒め、経営者として経済合理性を軸に判断しましょう。

起業に興味がある方は併せて読もう

<起業支援サービス>
起業時の創業融資・資金調達を成功報酬で支援。会社設立などの手続きも支援。

<女性起業支援サービス>
起業時の創業融資・資金調達を成功報酬で支援。エステ・ネイルサロンなど様々な女性起業の成功実績。
資金調達方法の関連記事

資金調達・資金繰り・起業の無料相談


<起業支援サービス>
起業時の創業融資・資金調達を成功報酬で支援。会社設立などの手続きも支援。

<女性起業支援サービス>
起業時の創業融資・資金調達を成功報酬で支援。エステ・ネイルサロンなど様々な女性起業の成功実績。

<資金調達・資金繰り支援サービス>
中小企業や起業の資金調達を成功報酬で支援。無料相談受付中。

■資金調達・資金繰り・起業の無料相談

資金調達コンサルティングのファイナンスアイでは、中小企業庁の経営革新等支援機関提携により中小企業経営力強化資金をはじめ、様々な資金調達手段をもっています。

元大手銀行出身者、上場企業の財務・M&A経験者らが御社の資金調達・資金繰り等の経営課題を成功報酬で支援します。

スタートアップやベンチャー起業の会社設立から資金調達から、中小企業や上場企業の資金繰り資金調達、上場支援まで財務・経営に関わる相談はお気軽にご相談下さい。

■資金調達をファイナンスアイに相談するメリット
1:圧倒的な資金調達成功率98%
2:金融機関や他社に断られた方もOK
3:圧倒的な資金調達実績8,000以上!


法人/個人事業主の創業歴(必須)
創業1年以上創業1年未満未創業

年商規模(だいたいで構いません。)(必須)

お名前 (必須)

法人名・屋号 (個人事業主の場合、屋号があれば記載下さい)

電話番号(連絡が取れるもの) (必須)

メールアドレス(連絡が取れるもの) (必須)

住所 (都道府県市区町村まででも構いません)

ご相談内容をご記入下さい。(任意)

LINEで送る
Pocket

ファイナンスアイ 資金調達/起業/財務コンサルタント

ファイナンスアイ 資金調達/起業/財務コンサルタント

元大手銀行で法人営業を歴任し、国内だけでなく海外の顧客とも金融取引を行いトップクラスの成績を残す。上場企業に転職し、財務およびM&A業務に従事し、グループ企業の買収・売却を手掛ける。また、何十行との銀行や財務省らとハードネゴシエーションを行い企業再生に尽力する。大学・中学・高校などの学校法人の経営再建・創設コンサルティングを行った後に株式会社ファイナンスアイを起業する。現在は、起業家や中小企業の資金調達支援を主軸に、起業支援や中小企業の財務・資金繰り支援のコンサルティングサービスを提供し、これまで8,000社以上の経営者の支援をしている。

関連記事

  1. 信用保証協会の制度融資

    信用保証協会の制度融資で資金調達するメリット・デメリット

  2. 小規模事業者持続化補助金

    小規模事業者持続化補助金で返済不要の資金調達。採択をとる6つの要素。

  3. 融資リスケ中の資金調達

    融資のリスケ(返済条件変更)中でも資金調達できる事を知ってますか?

  4. 融資の信用格付けと決算書

    資金調達に重要な銀行融資の信用格付けを上げる決算書6つのポイント

  5. 資金調達の違い

    日本政策金融公庫、信用保証協会、銀行の融資による資金調達の違いとは?

  6. 経営改善計画書

    経営改善計画書で融資のリスケを納得してもらう2つのポイント

  7. はれのひ事件を弁護士の視点で分析

  8. リスケのポイント

    リスケ(返済条件変更・返済猶予)を成功させるために必要な4つのポイント

  9. 商工会議所の融資

    資金調達の目的に応じた事業計画書の制作方法

資金調達・起業の無料相談

今すぐ電話で無料相談

今すぐフォームで無料相談

圧倒的な資金調達成功率98%
金融機関や他社に断られた方もOK
圧倒的な資金調達実績8,000以上!


法人/個人事業主の創業歴(必須)
創業1年以上創業1年未満未創業

年商規模(だいたいで構いません。)(必須)

お名前 (必須)

法人名・屋号 (個人事業主の場合、屋号があれば記載下さい)

電話番号(連絡が取れるもの) (必須)

メールアドレス(連絡が取れるもの) (必須)

住所 (都道府県市区町村まででも構いません)

ご相談内容をご記入下さい。(任意)

資金調達のすすめ

  1. 起業のファイナンス-創業時の資金調達は融資が正解。借りれるだけ借りるべき?
  2. 起業のための資金調達方法:マル経融資のメリット・デメリット スタートアップベンチャー起業のための資金調達方法:マル経融資のメリット・デメリッ…
  3. 営業ハック-継続力の鍛え方~デキる営業マンはやっている
  4. 資金繰り改善 融資などの借入に頼らずに資金繰りを改善する方法とは
  5. 資金調達ニュース 資金調達方法のニュースナビ.ベンチャー/個人/中小企業|2016/12/17

PAGE TOP