企業再生コンサル 経営改善の実績事例

経営改善/企業再生事例|急激な事業拡大と資金繰り悪化からの経営支援

2017年12月12日

経営革新等支援機関-経営改善／企業再生事例～急激な事業拡大と資金繰り悪化を経営改善支援により再建を成功へ

経営改善計画／企業再生ご相談の経緯

クライアントは、元々WEB制作会社であったが、ここ数年で急激に事業領域を拡大し、急激に売上が上昇したものの、ここにきて各事業の採算が悪化し営業赤字に転落、資金繰りも急激に悪化した。クライアントからは、今後の計画だけでなく、過去の決断の誤りについてもレクチャーしてほしい旨の依頼があった。

経営改善計画／企業再生の対応

ファイナンスアイで財務分析した結果、過去の判断ミスの根幹は、新規に進出した事業領域が既存事業と遠い分野であったため、『撤退基準の設定ができなかったこと』によるものと判断した。

撤退基準がない為、採算が悪化する予兆があったとしても『とりあえず様子を見る』という『価値を生み出さない行動』しか取れず、結果として事業悪化を放置する事になっていた。さらに、社内組織も整備されてない事から、各事業における責任者が不在の状態で事業が行われており、経営者の指示の徹底等が構造上できない状態であった。

今回の経営改善計画においてはまず、『各事業の撤退基準を設定』し、これを下回る事業については一斉撤退を行い、収益が見込める事業に集約していくものとした。

経営者には今後のアドバイスとして、新規事業進出時については必ず撤退基準を設け、その基準を下回った場合は撤退するルールを定め、各責任者と共有することを指導した。

経営改善計画／企業再生の結果

経営改善計画は、事業の縮小により売上規模は縮小する内容となったものの、不採算事業からの撤退と合理化により収益力は大きく改善した事、さらに、経営改善計画の実施についても各責任者を設定し、定例的な計数に関する会議を行う体制とした事で会社の実態を可視化させ、今後の計画達成の蓋然性を高める体制を新たに構築した。

この経営改善内容が評価され、ファイナンスアイにて支援した経営改善計画にて銀行・金融機関などより同意を得られた。

経営革新等支援機関-経営改善計画／企業再生事例
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