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女性起業家向けの融資・資金調達方法と支援制度のまとめ
日本政策金融公庫の女性起業家向け融資制度「女性、若者/シニア起業家支援資金」とは
中小企業基本法の改正により、若者や女性起業家を支援する仕組みがさまざまなところに生まれています。代表的なものとして、日本政策金融公庫が設ける融資制度、「女性、若者/シニア起業家支援資金」が挙げられます。これはベンチャーを立ち上げたばかりで資金調達に困った起業家を助けるもので、その名前通りの要件つまり「経営者が女性であるか35歳未満の若年者であるか(55歳以上のシニアも)」これを満たしていれば、通常どうしても審査に不利な女性や経験の浅い若年者・あるいは高齢者でも融資を受けることができるのです。そのため数年の下積みを経て起業というステップ要らずで、有用なアイディアを持った女性経営者が軽快に起業することを可能にしています。
日本政策金融公庫の女性起業家向け融資制度「新創業融資制度(女性の小口創業特例)」とは
もうひとつ有力な日本政策金融公庫での資金調達として、新創業融資制度の一部である「小口創業特例」という制度があります。通常、公庫は公共性がありますから、無駄な融資を行うわけにはいきません。そのため融資を受けるさいには、「雇用を創出できる事業かどうか」「多様性をもってニーズに応えられるか」「その業種で実務経験が6年以上あり、専門性を有しているか」などの項目で審査をされることになります。ところが女性起業家に対しては小口創業特例が適用され、300万円までという限られた額ですが上記の条件の審査を無しにすることが出来ます。これもまた、業界間の流動性がない日本のビジネスに女性起業家が風穴を開けるための取り組みと言って良いでしょう。
女性起業家向けの融資制度(関西)
女性起業家(男性であっても)が企業を立ち上げて、すぐに銀行や信用金庫から借り入れをして資金調達をすることは信用の問題でとても難しいことです。しかし市町村を通して信用保証協会に保証をしてもらうことで、民間金融機関の融資の審査に通りやすくなります。また自治体で行っている制度融資は民間よりずっと低金利であるため、申し込んでみる価値はあります。それ以外にも自治体ごとに女性支援制度が存在しており、たとえば関西であれば「ロータスビューティスクール」という女性起業家プロジェクトがあります。市町村や県の枠組みを越えたこういった活動も盛んになっていますので、起業予定の役所に問い合わせて情報を得るのが得策です。
女性起業家向けの支援制度
女性起業家に限られた制度ではありませんが、この他にも小規模事業者持続化補助金や創業補助金など、中小企業を応援する制度も知っておく必要があります。補助金ですから商工会等と事業計画を練るなどして要件を満たし、応募して選ばれることでもらえるお金です。審査があるためハードルが高い代わりに返済の必要がない、資金繰りに苦しむ中小や起業したての経営者にとっては強い味方です。制度を見つけたら応募してみると良いでしょう。中小企業に対する補助金・助成金は大小さまざまな規模、募集期間が限られるものから常時受け付けているものまで数多く存在しますので、自分の事業の内容や規模、従業員数などを把握して賢く利用していきましょう。
女性起業家向けの融資・資金調達方法と支援制度のまとめ
上記のように、資金調達に困った女性起業家が有利に利用できる補助金・助成金・融資は数多く存在します。女性だからひいきされている、と考えて引け目に感じる方もいるかもしれませんが、女性起業家は中小企業と同じで信用問題から資金繰りが悪化しやすく、不安定な経営を強いられがちです。大企業ばかりが残って中小の倒産が増えることは多様性や競争性の観点から社会全体にとってもマイナスであるため、公的な機関からの支援があるのは不公平なことではありません。いつか将来において真に社会が男女平等となれば「女性優遇」という措置は無くなるでしょうが、社会がまだゆがみを抱えている現在では、気兼ねなくこういった各種優遇を利用していくのが良いでしょう。
女性起業家向け起業スクールと資金調達
ファイナンスアイでは、女性起業家向けの資金調達実績も豊富にあり、それらのノウハウと共に、未経験からでも資金調達を行い起業し、経営を実現する事ができる起業家スクールを提供しております。資金調達はもちろんの事、それ以外の様々な起業に必要なスキルを身につける事ができます。
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