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起業家のための会社設立のメリット/デメリット、個人事業主との違い
起業家のための会社設立のメリット/費用面
起業をする段階で結構な費用がかかることになりますが、これらの費用が原則として経費になるため、その部分が個人事業主との違いといえます。親族で経営すれば、親族への給与なども経費となり、税金を分散させることも可能です。
赤字、いわゆる欠損金が発生した場合も青色申告をしておけば9年間は繰り越すことが可能です。また、会社設立によりお金の流れを帳簿などでまとめることにもつながるため、それをもとに融資にこぎつけることができ、資金調達が可能になるというメリットもあります。こうしたことからも、会社を設立するだけで個人事業主では得られることのなかったメリットを享受することができるようになるため、積極的に会社を設立していくことが求められます。
起業家のための会社設立のメリット/税制面
税制面からメリットを探っていくと、まず節税が可能になるという点です。資本金を1000万円未満にした場合、消費税が2年間免除されることになり、起業間もない段階においてかなりの面でお得になります。個人事業主が会社設立を行えば、その資産は会社に売却されたという形となり、引き継がれた格好です。この段階で個人事業主だった人物が亡くなれば本来支払うべき相続税を支払わなくて済むというのがメリットとなります。
個人事業主がもし頑張って稼いだとしてもその税率は50%と高くなりますが、会社にしてしまえば法人税と住民税を合わせて30%と税率の面でもかなり軽減されることになるため、トータルの負担を圧縮することができます。
起業家のための会社設立のメリット/経営面
経営面で考えてみると、まず個人事業主から法人になったことにより信頼が変わってきます。特に資本金を用意して経営するようになれば、その部分を銀行などが見るようになるため、今までは大変だった資金調達が簡単になるのもポイントです。
株式会社の設立自体は資本金1円から始めることができるため、今後資本金を増やしていくということはあるにしても、まずは会社を設立させ、やっていることは今までと変わらないようにすれば節税や税制など様々な面からプラスになります。取引先との信頼も高まり、資金調達もしやすくなり、今まで以上に規模を拡大させて手広く商売をしていき、それまでは経費にならなかったものが経費になっていくため、プラスに働きます。
起業家のための会社設立のメリット/会社の種類
会社を設立する、起業するにしても、実に会社の種類は様々です。例えば、合同会社は多少制限があるものの、株式会社と同じようなメリットがありつつ、定款の認証の費用が少なく、登録免許税も少なくでき、簡単な手続きで済んでしまうというのが最大のメリットと言えます。ベンチャー企業として起業する場合にはおすすめです。
会社といっても、一般社団法人や一般財団法人もこれらに該当します。個人事業主から法人に移行させる場合、どの会社の種類が今やっている事業と合致するのかを吟味することが大切です。他にも合名会社、合資会社、有限会社など様々があり、その中でしっくりくるものを選ぶことになります。ただ、どの場合も会社にするメリットを活かすことは可能です。
ファイナンスアイの起業支援パッケージは会社設立と資金調達がセット
個人事業主から法人へと切り替える場合でも、会社設立の際には起業支援サービスを利用することがおすすめです。それまで個人事業主とやってきたことも法人に切り替わった瞬間、それでは不十分ということが多々あります。創業融資を受ける、資金調達をするという場合には事業計画が必要となり、個人事業主の時にはさほど力を入れてこなかった事業計画の策定にも力を入れていかなくてはいけなくなります。
また、個人事業主としてやっていた関係でどうしても客観的な物の見方というのができず、色々と穴が目立つケースも見られます。そういうことのないよう、会社設立に際し、多くの起業案件に接してきた第三者の目からチェックしてもらうことをおすすめします。