創業融資に落ちたらどうする?融資審査に成功するための再挑戦のポイントと挽回策

資金調達-創業融資

創業融資に落ちたらどうする?融資審査に成功するための再挑戦のポイントと挽回策

創業融資に落ちてあきらめるのは早い

創業融資を申請したものの、不認可という結果を受け取ってしまうと、大きなショックを受けるものです。しかし、融資の不認可が必ずしも事業の終わりを意味するわけではありません。むしろ、不認可になった理由を正確に理解し、次の審査で通るための対策を講じることが大切です。

本記事では、創業融資に落ちた場合に取るべき挽回策について解説していきます。不認可の理由としては、主に以下の3点が挙げられます。

融資不認可の理由3点

  1. 自己資金の不足
  2. 事業に関する経験の不足
  3. 個人信用の問題

また、融資申請の再挑戦には、最短で半年後の再申請が望ましいとされます。この記事を通じて、それぞれの挽回策を理解し、再挑戦に向けた準備を進めていきましょう。自分で挑戦する前に、融資審査を知り尽くしたプロのファイナンスアイに相談するのが確実です。

融資審査に落ちる3つの代表的な理由と挽回策

1. 自己資金の不足への挽回策

自己資金の不足が理由で融資が不認可となるケースは少なくありません。金融機関は、自己資金が総投資額の1/3程度であることを期待しています。そのため、自己資金が不足している場合は、まずは資金を確保する計画を立てることが必要です。

注意ポイント

  • 挽回策:貯蓄を増やし自己資金を確保する まずは、創業資金をもう一度見直し、総投資額を調整することで必要な自己資金額を引き下げる方法もあります。例えば、出店場所の変更、スタッフ数の調整、取り扱い商材の変更など、事業計画全体の見直しを行うと、必要な資金を減らすことが可能です。

  • 注意点:見せ金は絶対に避ける 他人から借りた資金を自己資金として偽る「見せ金」は、絶対に避けなければなりません。見せ金を用いた場合、金融機関の信用を失い、再挑戦が非常に難しくなるだけでなく、融資の受付すらしてもらえない可能性もあります。金融機関の信用を守るためにも、正しい資金調達を行いましょう。

 

2. 経験不足に対する挽回策

次に、開業する事業に対して十分な経験がないと判断されることも、融資不認可の理由として挙げられます。事業の経験が不足していると、事業計画の信頼性が低いと見なされ、融資のリスクが高いと判断されるためです。

ポイント

  • 挽回策:経験ある分野での創業に変更する 自分がこれまで経験を積んできた分野での創業に切り替えることで、金融機関の信頼を得やすくなります。経験があると、事業計画にも説得力が増し、審査を通過しやすくなるでしょう。

  • 挽回策:実績を示す もし経験がない分野でどうしても創業したい場合は、実際に事業をスタートさせて半年程度の実績を示すことで、一定の信頼を得られることがあります。実績を示す際には、収入や支出が記録された通帳や、税理士が作成した試算書を提出すると効果的です。

余談ですが、私も、初めて創業したとき、金融や財務関連で20年のキャリアがあったものの、看護分野での創業に挑戦しました。しかし、結果として大きな損失を出すことになり、方向転換を余儀なくされました。この経験からも、事業経験のない分野にはリスクがあることを実感しました。皆さんも、同じ過ちを繰り返さないよう、ぜひ経験を重視して創業計画を立ててください。

3. 個人信用の問題とその回復方法

個人信用の問題も、融資審査において重要なポイントです。家賃や水光熱費、税金、借入の滞納があると、信用情報にマイナスの影響を及ぼし、融資審査に通らない原因になります。それぞれの項目ごとに、回復のための対策を取ることが必要です。

注意ポイント

  • 家賃・水光熱費の滞納とその回復策 家賃や水光熱費の滞納がある場合、事業資金が生活費に流用される懸念があるため、融資に通りにくくなります。このケースでは、半年間安定した家計運営を行い、滞納がない状況を示すことで信用回復が可能です。さらに、この問題が自己資金不足と併発しているケースも多いため、自己資金の挽回策と併せて実行することが重要です。

  • 税金の滞納の影響と対策 税金の滞納も信用に大きなマイナスです。特に固定資産税の滞納があると、審査のタイミングで不認可になる可能性が高まります。この場合、納付後に半年経過してから再申請すると挽回できる場合が多いですが、もし長期滞納によって不動産に抵当権が設定されている場合、融資はほぼ不可能になります。持ち家のある方は、不動産に抵当が設定されるのを避けることが肝要です。

  • 借入の延滞と「異動」履歴 借入の延滞がある場合、信用情報に「異動」履歴が記録され、通常は3か月以上の延滞で発生します。この状態になると、融資はまず通らなくなります。延滞を解消し、1年間の継続的な返済実績を積むことが信用回復の方法です。ただし、異動履歴がついている場合は、完済後5年間は履歴が残るため、その間は新規借り入れが難しい点に注意が必要です。

YouTube動画で創業融資に落ちた場合の対策を詳しく解説

創業融資の再挑戦に向けた実践的な挽回策については、ファイナンスアイのYouTubeチャンネルでも解説動画を配信しています。動画では、融資申請の際の具体的な準備方法や挽回策をより深く説明しているので、ぜひご覧ください。

創業融資に再挑戦する際のサービスの活用

創業融資に落ちたからといって、すべてを独力で挽回しようとする必要はありません。ファイナンスアイでは、創業融資や資金調達の支援サービスを提供しており、挽回策や再申請に向けたサポートを受けられます。以下のサービスが役立ちます。

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まとめ:創業融資に落ちた場合の再挑戦ポイント

今回は、「創業融資に落ちた人が、再挑戦で成功する方法」をテーマに、融資の審査落ち(不認可)の理由別に挽回策を解説しました。

注意ポイント

  1. 自己資金が不足している場合は、貯蓄の確保や総投資額の見直しがポイントです。
  2. 事業の経験が不足している場合は、経験ある分野での創業や、事業実績の証明が効果的です。
  3. 個人信用に問題がある場合は、信用回復のための計画的な対策が必要です。

どの理由においても、再挑戦には準備と時間が必要です。ファイナンスアイの資金調達支援サービスや無料診断を活用して、万全の体制で再挑戦に臨みましょう。

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