本件は、雇われ社長が自ら新たに創業者として起業を行うことを支援した案件である。
資金調達成功事例の経緯
依頼者は数年前から、某会社の代表取締役をしているがオーナーとの折り合いも良くない状況が続いていることから独立を検討していた。しかし自身も過去、会社の業績が悪化した際、多くの資金を会社に投じていることから、自己資金は乏しくまた個人としての借入も多い状況であった。このため、当社に創業資金の調達支援の要請があったもの。
資金調達成功事例の対応
依頼者は現在の会社の資金を補填するため、個人として借入過多の状態にあった。また当然に自己資金も乏しい状況でもあった。このため、まず、現オーナーと退職に関する交渉を行い、依頼者の貸付した資金を役員退職金にて支払うことを交渉した。結果、この交渉は成功し退職金に関する合意書を締結しこの合意書を自己資金の補完とし活用することができた。
事業計画については経営者としての経験を生かし、現在では実現できなかった投資等を織り込みする計画とし、実現性の高い事業計画を策定した結果、若干の減額はあったものの概ね希望の融資を受けることができ無事独立を果たせたもの。
資金調達成功事例のまとめ
自己資金が乏しく個人の借入が多い困難な案件であったが、退職金の合意を取得し明文化させることで自己資金の補完とできたことが成功の要因と考えてる。創業時においては、依頼者各々の状況が異なっており、オーダーメイドとして深く依頼者に関わり仕上げていくことが成功に繋がると実感できた案件と考えている。
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記事・コンテンツの監修者
株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)
大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小にはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援も本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。日本経済のために今日も邁進しています。