はじめに｜日本政策金融公庫の融資を成功させるための記載ポイントと実践的アドバイス
2024年、学習塾・個別指導・英会話教室のようなスクールビジネスを開業したいと考える方が増えています。しかし、創業には資金調達が欠かせません。その際、多くの方が利用するのが日本政策金融公庫の創業融資です。この融資を受けるためには「創業計画書」の作成が必要不可欠です。
この記事では、創業計画書の書き方や具体的な記載ポイントを徹底解説します。さらに、ファイナンスアイの創業融資支援サービスについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
日本政策金融公庫の創業融資とは？
日本政策金融公庫は、起業家や小規模事業者に向けた融資を提供する公的な金融機関です。その中でも「創業融資」は、新規開業者にとって資金調達の重要な手段となっています。
最新の創業融資のトレンド
2024年上半期の融資状況を見ると、コロナ禍で減少していた飲食店への融資が回復傾向にあります。このことから、公庫の融資姿勢が積極的になっていることがわかります。今が創業融資を申請するチャンスと言えるでしょう。
創業計画書とは？その役割と重要性
創業計画書とは、事業の概要や見通しを金融機関に示すための書類です。特に日本政策金融公庫では、この計画書が融資審査の基準となります。計画書の完成度が高ければ高いほど、融資審査に通る可能性が高まります。
創業計画書の4つの重要項目
日本政策金融公庫の創業融資を成功させるためには、以下の4つの項目をしっかりと抑えた創業計画書の作成が必要です。
- 創業動機
- 取り扱い商品とサービス
- 必要な資金と調達方法
- 事業の見通し
これらの項目を具体的かつ説得力のある内容で埋めることで、融資審査の成功率を大きく引き上げることができます。
創業動機を書く時のポイント
創業計画書の中でも、創業動機は融資の審査担当者にとって最初に目を通す重要な部分です。この部分で、あなたのビジネスに対する情熱や計画の具体性をアピールしましょう。
創業動機で押さえるべき4つのポイント
ポイント
- 経験: 創業に関連する経歴やスキル
- 人脈: ビジネスの成功を支えるネットワーク
- 今創業する理由: 現在開業する意義や背景
- 成功の自信: 事業の見通しに対する確信
記載例と注意点
例: 「幼少期から英語が得意で、大学で英語教育を学びました。6年間の予備校勤務で指導ノウハウを蓄積し、独自の英語指導法を開発しました。」
この記載例に、さらに具体的な成功事例や強みを加えることで、審査側に好印象を与えることができます。
取り扱い商品とサービスでは魅力的に伝える
取扱い商品とサービスでは、「どこで」「誰に」「何を」「どのように」提供するのか具体的に記載する必要があります。
記載のポイント
ポイント
- 誰に: 小中高生、社会人、幼児などのターゲット
- 何を: 個別指導、英会話、特定科目の強化
- どのように: 指導方法、教材、料金体系
記載例
記載例
- 大阪市内で小中高生を対象に、個別指導形式の英会話教室を運営。料金は1コマ2000円～3000円、平日は17時～21時、土日は10時～18時の営業。
必要な資金と調達方法
資金計画は非常に重要です。特に、自己資金の割合が融資審査の通過に直結します。
記載のポイント
- 設備資金: 教室の賃貸費用、備品購入費など
- 運転資金: 人件費や広告費などの運営費用
- 自己資金: 総投資額の1/3以上を準備する
記載例
記載例
- 総投資額は730万円で、自己資金330万円を準備。設備費は教室賃貸費用に300万円、運転資金として130万円を見込む。
事業の見通しを書く際の注意点
事業の見通しでは、収支計画と売上根拠を具体的に記載します。
記載のポイント
参考
- 収支の構造: 月間の売上予測、経費の内訳
- 売上根拠: 生徒数の目標、集客方法
記載例
記載例
-
開業初月は30人の生徒を目標とし、チラシ配布やSNS広告を活用して集客を行う。売上は月20万円を見込み、経費を差し引いた利益は10万円を計上。
公庫の創業融資を成功させるための注意点
注意ポイント
- 現実的な計画を立てる: 融資の審査側は計画の実現可能性を重視します。
- 追加資料を準備する: 計画書以外に、詳細な収支計画や市場分析を提出すると信頼度が向上します。
- 面談対策を行う: 面談では、計画書には書かれていない質問が飛ぶこともあります。事前に答えを準備しましょう。
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YouTube動画で創業計画書の書き方を見る
この内容をさらに詳しく知りたい方は、ファイナンスアイ公式YouTubeで動画解説をご覧ください。動画では、具体例やよくある失敗例を詳しく解説しています。
まとめ
日本政策金融公庫の創業融資を成功させるためには、創業計画書の完成度が重要です。この記事で解説したポイントを押さえて、ぜひ挑戦してください。
困ったときは、ファイナンスアイのサービスをご活用ください。プロのサポートで、あなたの創業をしっかりサポートします！
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株式会社ファイナンスアイ（経済産業省M&A支援機関登録済）
代表取締役 田中 琢朗（たなか たくろう）
国内M&A成約1位！BATONZ認定パートナー／認定アドバイザー／認定DD調査人
国内最大級のM&Aサイト！TRANBI提携M&A支援の認定専門家
大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小企業や個人M&Aにはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援を本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。
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