経営ハック-消防隊に学ぶ分業制のすすめ
皆さんは部下や後輩に仕事を任せきれていますか?忙しいのに売上が上がらない経営者の方の多くが、部下に任せるより「自分でやった方が早い」と思い、仕事を抱えすぎて自滅しているパターンで悩まれています。これは、「納期のスピード」や「成果物の出来栄え」が目的になっていて、『会社組織としての成果を出す』という目的として捉えられていないからです。
消防隊の場合、現場で個人が活動出来る行動量には限界があります。そのため、日々様々な想定を行い訓練を重ねていくことで、現場でもスムーズにチームとして動けるようになります。
<経営者の場合>
あなたの会社で、部下が頼りないときに部下のせいにしてはいないでしょうか?出来ないのであれば、出来るようになるまで訓練をすれば良いのです。いきなりなんでも出来る人は、正直なかなか採用することは、難しいのが現状です。しかし、出来ない人を出来るように育てることが出来れば、どんどんと戦力を増やしていくことができ、組織全体の成果も大きくなります。部下や後輩が出来ないと言うぼやきをよく耳にしますが、それは自分の育成能力が足りないとぼやいているのと同じことです。
消防時代は、早く一人前になれるように先輩方が夜中の2時3時まで訓練に付き合ってくれます。そこまでやれとは言いませんが、あなたの会社でもそこまで徹底的に社員の教育に力を注いでいますか?時間がないという方は、外部のコンサルタントを使うのも良いと思います。
部下が使えないと嘆く前に、自身の教育能力や教育環境を見直すようにしましょう。