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経営ハック-消防士の規律と団結力に学ぶ組織マネジメント

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経営ハック-消防士の規律と団結力に学ぶ組織マネジメント

私は前職で消防職員をしておりました。『消防士』と言えば、『ハードなトレーニングで毎日自分を鍛え、災害時も自らの命を賭して市民を守る』と言うイメージが強くあると思います。消防隊を構成する隊の礎には、徹底的に叩き込まれた『団結力』があります。消防のマーク自体も雪の結晶をイメージして作られており、強固な団結力を意味しています。

固い団結力は、多様化する価値観の中で希薄になりがちな会社組織にこそ今求められている思います。その団結力を磨くため、消防士時代は徹底的に規律を学ばされました。そこで学んだ『消防隊の規律メソッド』は、経営の組織マネジメントに活かしていける要素が沢山あります。今回は規律の重要性を消防士時代を振り返りながら書かせていただきます。

団結力を上げる規律のポイント1~『徹底した上下関係』

消防士時代は、階級により、上下関係が徹底されていました。消防士からはじまり、士長・司令補・司令・司令長・消防監という順に上がって行きます(消防士を職業名と思われている方も多いのですが、実は階級名です)。
一瞬の判断が、命を左右する極限の状態で上下関係がない状態になると、誰の指示を聞いていいのかが曖昧になり、誤った判断をしてしまう危険性があります。そのため消防職員になった最初の半年間では、消防学校へと入り、教官(上官)の指導には必ず従うという基礎を叩き込まれます。そうすることにより、上官からの指示がスムーズに末端まで伝わるシステムを構築して行きます。

<経営者の場合>

最近よくみられるのが、風通しが良い社風がいいとの意見がまかり通り、上下関係が曖昧になり、指示が通らないということがよく見受けられます。プライベートで仲良くする分には構いませんが、職場での言葉遣いや態度はしっかりと守るよう指導しましょう。

上下関係が希薄になると、部下も誰の言う事を聞けば良いのか分からなくなります。「船頭多くして船山に登る」の言葉の通り、意思決定者が複数居る状況では、決断までに大きな時間のロスと混乱を招きます。組織マネジメントを機能させるために、組織の序列を設計していきましょう。

団結力を上げる規律のポイント2~『指示系統を整える』

消防時代は、隊員から直接、現場指揮官へ報連相(ホウ・レン・ソウ)は行われません。必ず、自分の部隊の隊長へと報告し、そこから部隊長の判断で指揮官へ報告されます。

指揮官も多方面から様々な情報が同時に投げられると混乱し、判断を誤る可能性が出てきます。さらに現場では、無線でやり取りしますが、あまりに多くの情報が指揮官へと集まると無線が混戦し、大切な情報が伝えれなくなります。そのため、隊長が情報を把握し、必要な情報のみ指揮官へと報告する指揮系統が確立されています。

末端の隊員から指揮官に直接報告するデメリットは、もう一つあります。自分の隊長を飛ばして報告しているため、指揮官の指示に従うべきか隊長の指示に従うべきか混乱が生じます。最悪の場合は、隊長と末端の隊員である自分の権限が同等であると誤認してしまう危険性もあります。

<経営者の場合>

よく見かけるのが、課長には報告せずに直接部長や社長に報告するケースです。こうなると課長と部長の指示に違いが生じた場合、混乱が生まれ、さらに、課長と部下が同等の権限を持つように誤認してしまいます。そうすると、部下が課長の命令を聞かなくなってきたり、課長を軽視するようになり、指示系統が崩壊します。
風通しが良い会社もいいのですが、指示系統を守らなければいざという時に烏合の衆と化してしまいますので気をつけてください。

団結力を上げる規律のポイント3~『モチベーションは自分自身でコントロールする』

消防学校時代は、教官から様々な無理難題を要求されます。例えば、車庫の掃除が終わった際に、風で飛んできた鳥の羽が一枚落ちていたために、全員で腕立て伏せを100回以上命じられる等は日常茶飯事です。そんな時でも教官は、生徒のモチベーションを上げにはかかりません。

『モチベーションは自分自身でコントロールするもの』という認識がないと、過酷な現場で心が折れてしまうからです。辛い訓練で辛酸を舐め耐え抜いたからこそ、自らモチベーションをあげる術を身につける事ができます。そして、現場で活動し続ける強靭な精神力が身につくのです。

<経営者の場合>

部下のモチベーションを保つため、飲み会を会社のおごりで主催し、モチベーションを上げようとする経営者や上司は多くいます。

こうなると部下の立場からすれば、
「飲み会が無い」→「モチベーションが上がらないので仕事はしなくても良い」
という方程式が成立してしまい、部下のモチベーションを上げ続けなければなりません。

『自身のモチベーションは、自身でコントロールする。』という社風を作り上げない限りは、社員の士気が上がらないと頭を悩ますことになります。

消防士の規律と団結力に学ぶ組織マネジメントのまとめ

消防では、しっかりとした指示系統を確立することにより、指示に誤解や錯誤を生まない工夫をしています。
会社を経営していく場合も風通しが良い会社にしたいと言う気持ちは、わかりますが馴れ合いになってしまっては、本末転倒です。そのためにもルールの明文化やルール違反の取締を強化することでメリハリのある人間関係を形成していきましょう。そうすることにより、社内の伝達の無駄やムラが減らせ、業績も自然と上がるようになってきますので、是非一度ご自身の会社の規律を見直してください。

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インテグリティ代表取締役/田村広大 営業コーチングコンサルタント

インテグリティ代表取締役/田村広大 営業コーチングコンサルタント

関西大学法学部卒業後、三井住友銀行に入行。資産家の資産管理業務をメインに担当。その後、「損得勘定なしで人助けがしたい」と思い立ち、吹田市消防本部にて消防士に転職。金融機関の理不尽さを感じ、金融業界をよくしたいという思いから保険業界入りをする。保険業界に入り、初年度から世界のトップ営業成績を達成し、MDRTを取得する。しかし、自分自身の営業成績が上がっても業界は良くならない事に気付き、株式会社インテグリティを起業し、保険営業マン向けのコンサルティングを提供している。「誰でも努力し続ければ成功する。」という独自のメソッドで年収1,000万円以上のプレーヤーを多数輩出している。

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