経営改善・企業再生の相談背景
相談の会社は、20年以上、地域密着型にて美容サロンを経営していたが、今般、地元の開発が急激に進んだことから競合先の出店が加速したことにより、価格競争が激しくなったことから売上が低下したもの。クライアントからは銀行・金融機関向けだけではなく、実際に再建できる経営改善案を一緒に作成してほしいと要請があった。
経営改善・企業再生の対応
ファイナンスアイでは、単にリスケジュール(返済条件変更)するためだけの経営改善計画の作成はしていないため、クライアントの要望については対応が可能であることを説明し、まず、地域の競合分析と自店における売上施策の立案を行った。
クライアントの美容サロンは、地元密着をうたい文句にはしていたものの、ほとんどリピート客に対するアプローチがされておらず、そもそも基礎となる顧客データベースの整備が行われていなかった。また、HP等のWEBサイト作成したまま放置されている状態であった。
このため、まず、リピート客の回転を上げるための施策と、その基礎となる顧客データベースの整備を行う事とした。また、美容サロン系大手ポータルサイト運営会社より周辺地域の競合状況をヒアリングしたところ、クライアントの美容サロンが得意とする「50代以上の女性」については、広告利用者が少ない事が判明した。そのため、WEB広告主体の営業戦略ではなく、SNSを活用した地道な情報発信と、事業運営の支障にならない範囲での周辺地域へのチラシの配布を実施する計画とした。
また、クライアントの美容サロンは、個人事業主であることから、家計の見直しも行い、家計費削減も目標として加え、実行してもらう内容とした。
結果とまとめ~
上記の対応後、銀行・金融機関については、特段問題なく「2年間の元本据え置き」の返済計画案を承諾してもらい、また実際の店舗運営についても、3カ月目よりリピートの回転数が上昇し、売上低下に歯止めがかかり、また、家計見直しについても順調に進み、資金繰りが大きく改善、経営改善に向けて大きく前進をすることができた。
ファイナンスアイの強み
- 10,000件以上のあらゆる状況の経営者を”自分の手”で支援した圧倒的な実戦経験
- コロナ禍でも倒産率0%を達成した企業再生・経営改善
- コロナ禍の創業でも年商億超えの起業家の育成
大切な事は全てお客様と一緒に戦った実戦経験で学びました。
記事・コンテンツの監修者
株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)
大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小にはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援も本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。日本経済のために今日も邁進しています。