資金調達とは融資借入や出資や債券など、金融機関等を使用するだけではなく、資金調達を「現時点のキャッシュフロー上のキャッシュを増やす事」と定義すれば様々な手法があります。いくつかを解説致します。
資金調達・資金繰り・起業の無料相談
1:売掛金早期回収
売掛金を予定より早期に回収していく事は、現時点のキャッシュフローを改善する事ができます。
2:クライアントからの前払金
クライアントに前払金を支払ってもらう事でもキャッシュを増やすことができます。前払金や着手金を頂くことは、納品物やスケジュールに対する責任感が増しますし、クライアントからも期待が高まります。
また保険等、前払いを前提としたビジネスモデルも存在しますので、自社のビジネスにおいて先に回収できるモデルはないか、もしくはそのようにビジネスを切り替える手立てはないかを考えてみるのも良いでしょう。
3:仕入先との交渉
仕入先との支払条件は、キャッシュフローに大きな影響を及ぼします。
例えば、「月末締/翌月末払」としているところを「月末締/翌々末払」にするだけでも、1カ月分のキャッシュを資金調達した事と同意になります。継続的な取引を前提としていれば、このあたりの支払条件交渉の余地は十分にあります。そのためにも、日頃から仕入先との友好関係を築いていくように心がけておきましょう。
4:資産の売却
会社が所有している資産の中で、特に必要性のないものを売却してキャッシュを増やします。使用していない資産・利益を生まない資産は、企業の中にはままあるものです。
使用していない机やイスなどを中古業者等に買い取らせる事でもキャッシュを生み出せます。あまり知られていないかもしれませんが、会社が運営しているWEBサイトやアプリ等を売却するという手段も、最近では増えてきております。