資金調達成功事例~創業1期目で大幅赤字ながら財務分析により満額融資で資金調達に成功
本件は、創業1期目に大きな赤字を計上しているアパレル販売事業者が、ECネット通販事業を強化するための投資資金に対する融資支援を行った案件です。
資金調達成功事例の経緯
依頼者は創業1期目に大きな赤字を計上しているものの、現在はおおむね事業が安定してきていると考え、積極的に投資を行っていくことを決定。決算が赤字であることを踏まえ自分単独での資金調達に不安があったことから当社に資金調達支援の要請があったもの。
資金調達成功事例の対応
まず1期における財務分析を精緻に行うこととし、損益分岐点を算定した。この結果、依頼者の事業は損益分岐点を越え、体質としては黒字になっていることが確認できた。次に、ネット通販投資を行った場合、この損益分岐点がどのように変化するかを確認し、事業計画にこの財務分析を織り込みした。そのうえでこの財務分析を依頼者自身が自分の言葉で銀行に説明できるようコーチングを行い、「赤字にも関わらず闇雲に借入をしてまで投資を行いたい経営者」ではなく、「客観的な分析に基づき経営判断をしている経営者」と理解をしてもらうことを狙った。この結果、銀行の1期目の分析および事業計画、投資計画に対する十分な理解を得られ満額での融資を受けることができたもの。
資金調達成功事例のまとめ
「赤字であること=融資を受けれない」ということはない。ただし、経営者がこの赤字をどのようにとらえ、今後どのようにして経営を行っていくのかという客観的な分析や計画策定が必須となる。今回はこの基本的な事項をきっちり理解して、忙しい中財務分析を自らの言葉で話す努力をしてくれる依頼者と共同で事業計画策定を行えたことが融資を受けれた要因と考えている。
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