創業融資・融資等の資金調達に成功

資金調達|成功事例

資金調達成功事例-取引先の事業を小規模承継融資で資金調達を行い譲受に成功

2017年11月29日

資金調達成功事例~取引先の事業を小規模承継融資で資金調達を行い譲受に成功

本件は、3次下請を営んでいる個人事業主が体調不良のため事業が運営できなくなった2次下請の事業譲渡を受け、運営を行うための資金調達支援を行った案件

資金調達成功事例の経緯

依頼者は3次下請工事を個人事業として営んでいるが、親密にしている同業種の個人事業主から自身の体調が芳しくなく事業を引き受けしてほしいと打診があったもの。依頼者の年商の7倍程度の事業を引き継ぎすることから、事業計画の策定と運転資金に関する資金調達支援の要請があったもの。

資金調達成功事例の対応

本件の事業譲渡については、譲渡価格はないものの依頼者の年商の7倍程度の事業を引き継ぎすることから運転資金の確保は必須となる。また譲渡先が確定申告を複数年できていないことから対外的な評価基準となる資料がないことも大きな障害であった。このため、譲渡元の通帳および譲渡元の安定取引元となる1次下請会社へのヒアリングを軸に客観的な資料を集めることとした。またこの資料を公認会計士事務所に依頼し簡易的な試算書を作成し、今回の譲受事業の根拠資料とした。また、平成29年4月より日本政策金融公庫にて「小規模事業承継」に関する融資制度が新設されたことからこれを利用することした。結果、満額での融資を受けることができ、依頼者は事業を譲り受けできることになった。

資金調達成功事例のまとめ

本件については、譲渡を受ける事業の確定申告書が複数年ないことからどの程度の事業を引き継ぎするのか、またその運転資金はいくらなのかという客観的根拠が乏しく、年商の7倍もの事業を引き継ぎするシナリオに対する客観的根拠をどの程度補完できるかが大きな課題となった。このため、1次下請からの案件規模のヒアリングと事業譲渡に関する合意を得て定性的な補完とし、公認会計士事務所と連携をし、通帳から荒い資料ではあるが損益計算書を策定したことで客観的資料の補完を行うことができ融資を成功に導くことができたもの。

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