経営革新等支援機関-経営改善／企業再生事例～グループ会社2社同時の経営改善支援
経営改善計画／企業再生ご相談の経緯
相談の会社は、EC・通販事業者向け広告代理店であり、グループ会社として2社存在していた。このうち、1社を存続会社として残し、残る1社を事業停止とする方向性となったが金融機関との交渉が難航し当社に支援申出があったもの。
経営改善計画／企業再生の対応
金融機関との交渉で難航していた部分は、1社が事業を停止することにより保証協会の債務が契約解除事由となることと、1社で2社分の債務の弁済を行う蓋然性の高い事業計画の作成が困難であったためである。このため、まず基本となるスキームは事業停止ではなく存続会社による吸収合併の形式をとることとした。
次に事業計画の作成については、本来事業停止を行う会社の売上を一部取込し、また経費は大幅にカットする計画とし、存続会社1社で2社分の負債を抱えないような計画とし、また事業停止予定の会社の取引先からも今後も引き続き取引を行う旨の合意書を徴求し、蓋然性の高い事業計画を作成した。
経営改善計画／企業再生の結果
吸収合併のスキームと、停止予定であった事業の取り込みを加味した計画、また取引先との合意書を徴求したことにより金融機関からの評価も高く、短期間にて経営改善計画の合意を得ることができたもの。
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