資金調達成功事例~売上増でも3期連続営業赤字企業の融資を成功へ
資金調達成功事例の経緯
クライアントはサロン経営を行っており、当期5期目を向かえています。年々売上は増加しているものの、3期連続の営業赤字になっており、財務的には返済の妥当性が説明できない状況である中、至急の資金需要があり、フェイナンスアイへ融資による資金調達支援の相談を頂きました。
資金調達成功事例の対応
クライアントの決算分析を実施してみると、売上増加に伴い粗利は増えているが、それ以上に経費が増加しており、構造的な赤字に陥っていました。
特に、拡大する売上を支えるための『人員確保の経費(募集広告費)』と『宣伝広告費』の増加が顕著でありました。また、経営者が自己調達した資金を会社に貸付しているが帳簿に記載されておらず、その結果、貸付した資金を回収するのに役員報酬を上げるという、税理士の対応の怠慢さも見受けられ、クライアントの業績悪化に拍車がかかっていました。
上記のような状況から、今回の融資は募集広告費を削減させる投資に一部利用し、経費の削減を行う計画とした。また次回決算では役員借入を帳簿に計上し、役員報酬を下げるようアドバイスを行いました。
資金調達成功事例のまとめ
3期連続の営業赤字は金融機関からみると「倒産の予兆」であり、非常に厳しい結果になることが想定されました。
そのため、今回の面談には弊社ファイナンスアイが同席を行い、具体的な改善へのプランを説明できるよう取り計らう必要があり、日本政策金融公庫の中小企業経営力強化資金を活用し同席を行った。(※通常、守秘義務の観点から同席は不可であるが、同融資では弊社が事業計画に押印する=合法的に内容を把握している、ため同席が可能となる)
この面談において、『1:借入資金を経費削減に活用すること』『2:現行の役員報酬を次回決算以降引き下げを行うこと』により、黒字化を達成する計画を説明した。
また返済の妥当性については、今回の新規借入を既存借入の借換えに含め、既存借入の返済期間を実質的に伸ばし、毎月の元本返済の増加をさける方法での融資取り上げを粘り強く交渉した。
これらの対応を行った結果、一部減額はあったものの概ね当方の申出通りの融資で資金調達を成功させる事ができた。
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