独立しやすい仕事おすすめ17選

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独立しやすい仕事おすすめ17選!独立しやすい仕事の特徴は?

2023年3月5日

勤務する会社を退職し、どこにも所属していない状態を独立と呼びます。自分でビジネスを立ち上げて生計を立てていくため「独立してやっていけるのか」「独立して起業する際の資金面が不安」などと悩むこともあるでしょう。

独立を成功させるためには、どんな仕事を選ぶのかも重要な要素です。今回は、独立しやすい仕事の特徴や、おすすめの仕事を具体的にご紹介します。独立する際の仕事選びの参考にしてください。

独立しやすい仕事の特徴

世の中にはさまざまな仕事がありますが、独立しやすい仕事にはいくつか特徴があります。

まずは、独立しやすい仕事の特徴を4点ご紹介します。

働く場所を問わない

働く場所を自分の意思で決められる仕事や、特定のスペースを必要としない仕事は、独立しやすいといえます。

場所に縛られないということは、自宅でも仕事が可能であり、新たに店舗や事務所などを構える必要がありません。仕事場を借りるための準備や管理の手間を減らし、初期費用や月々の賃料なども削減できるため、独立のハードルが下がります。

どこでも働けるのであれば、比較的リーズナブルに作業スペースを確保できるコワーキングスペースや、カフェ、図書館なども仕事をするスペースの選択肢として考えられます。

参入障壁が低い

参入障壁とは、ある市場に加わろうとする際に発生する、参入を妨げる障害のことです。免許や許認可などの政府による法規制をはじめ、製品の差別化や流通方法、技術や価格などが参入障壁を発生させる要因となります。

多額の資産や専門的な技術を必要とするなど、参入障壁が高ければ高いほどその業界での独立は難しくなります。一方で参入障壁が低い分野では独立しやすいですが、誰でも簡単に始められるため競合が増えやすい点は押さえておきましょう。

利益率が高い

売上高に対して利益がどれほどあるのかを示したものが利益率です。独立する分野を検討する際は、利益率にも注目してみましょう。

個人で仕事をする場合、大規模な会社に比べて多くの仕事量をこなせません。利益率が高いほど少ない労力で効率的に収入を獲得できるため、利益率の高い仕事の方が事業を軌道に乗せやすく、独立しやすいといえます。

需要が見込めてサービスや商品の単価が高いビジネスや、賃料などの固定費を抑えられるビジネスを選ぶことがポイントです。

従業員を必要としない

従業員を雇用せずに一人でできる仕事は、独立しやすいです。自分の準備さえできれば事業を始められ、自らの裁量で自由に進められます。負担が大きくなりがちな人件費もかからず、少ない資金で事業をスタートできます。

独立する場合、個人事業主か法人設立の形態をとるかという選択肢があります。

法人は節税のメリットが大きいことや、信用力を高められること、資金調達しやすいことが魅力です。従業員がいない場合でも法人の形態をとれるため「従業員がいない=個人事業主として働く」と決めつけず、事業に適した形態をとりましょう。

地域密着型で独立したい人におすすめの仕事3選

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飲食店経営

カフェや食堂、ラーメン屋など飲食店を経営する際は、保健所への飲食店営業許可申請や、消防署への届け出などが必要です。開業するための資格取得や手続きが比較的容易であり、開業しやすいといえます。

参入障壁が低く、競合が多く存在していることから、ターゲットやコンセプトを明確にして、メニューやサービスの差別化を図ることが大切です。

飲食店を開業する際は店舗を構え、設備の導入が必要です。そのため、独立にはある程度まとまった資金がかかります。店舗の大きさや立地条件などによっても左右されますが、700万~1,500万円程度を一つの目安と考えましょう。

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ハウスクリーニング

業務用の洗剤や機材を使用して、プロの技で一般家庭の掃除をする仕事です。単身世帯や高齢者世帯、共働き世帯の増加から、掃除しにくい箇所や手が届きにくいところなどの掃除が、業者に依頼されるようになってきています。

ハウスクリーニングでの独立の際に特別な資格や届け出は不要ですが、洗剤や薬剤の知識は必要です。国家資格であるハウスクリーニング技能士などのハウスクリーニングに関する資格を取得すると、顧客からの信頼獲得にも役立つでしょう。

利用者の自宅を訪問する仕事であるため、自宅を事務所にすることも可能です。一人で事業を進めることも可能であり、初期費用やランニングコストを抑えられます。

コンビニ経営

独自の開業も可能ですが、フランチャイズでのコンビニ経営が始めやすいでしょう。フランチャイズで開業する際の資金の目安は、約400万円です。本部に支払う加盟金が多くを占めており、そのほかにも人件費や仕入れにかかる費用も発生します。

コンビニ経営をするための資格は不要です。フランチャイズなら研修制度もあるため、未経験から始められます。

主な仕事内容は、資金繰りや人材育成です。コンビニ経営者だからといって常に店舗にいる必要はなく、信頼できる店長やスタッフを育てて現場を任せられるようにすることが求められます。

独立しやすい仕事おすすめ5選

パソコン上で作業できる仕事は自宅でも開業しやすく、初期費用を抑えられます。パソコンがあれば始められる、独立しやすい仕事を5つご紹介します。

ITエンジニア

ITエンジニアはコンピューターを動かすためのシステム設計を主な仕事としています。顧客の要望に応じたシステムの構築や設計をするシステムエンジニアや、作成された仕様書に基づいてプログラムを作成するプログラマーなど、さまざまな職種があります。

パソコンがあれば作業できる仕事ではありますが、ITエンジニアとして独立するなら、プログラミング言語やシステムの専門的知識を身につけることが必要です。プログラミングスクールでの学習や独学で知識を身につけ、土台をつくり上げます。

動画配信者

YouTubeなどの動画投稿サイトやライブ配信アプリなどで、動画コンテンツをオンラインで配信する仕事です。録画した動画も、生放送による動画も含まれます。

動画再生時の広告による収入や、投げ銭を主な収入源とするビジネスモデルです。投げ銭は、オンライン上で視聴者から配信者へ送金されるシステムです。

音楽配信やゲーム実況、日常生活の中継、レシピの紹介、メイクの仕方やコスメの紹介、アウトドア系の動画など、配信する動画のジャンルはいろいろあります。動画を編集するためのパソコンや収録用のマイクが必要です。

Webライター

Web上にある記事を作成する仕事で、資格不要で未経験からスタートしやすいのが特徴です。企業のWebサイトに掲載する記事やECサイトの商品紹介記事など、Webライターが執筆する記事にもいろいろあります。

パソコンがあればどこでも作業できるうえ、仕事に必要なツールも少ないため初期費用を抑えて仕事を始められます。ライティングスキルやリサーチする能力、検索結果の上位に表示させるSEOの知識などが必要です。

書籍やWeb上で公開されている情報から知識を学び、経験を積み重ねることでスキルを身につけられるでしょう。

Webデザイナー

Webサイトのデザインを行う仕事で、サイトのデザイン設計や依頼主からの要望のヒアリング、競合サイトの調査と分析などの業務をこなします。コーディングスキルやプログラミングについての理解も求められ、資格よりもスキルや実績が重視されます。

まったくの未経験から独立するのは難しく、オンライン講座や教材、スクールを活用してWebデザインの基礎知識を身につけることが必要です。Webページの制作や企画、運営の会社での実務経験も活かせます。

ネットショップ

インターネットを通じて商品やサービスの売買をするネットショップも、独立しやすい仕事の一つです。実店舗を構えるよりも費用を抑えられます。

ショップのコンセプトやターゲット、扱う商品やサービス、商品の仕入れ方法などを決めましょう。中古品や食品、酒類など扱う商品によっては、届け出や許可が必要なケースもあるため注意が必要です。

出店方法にも選択肢があります。Amazonや楽天市場などのモール型は、初期費用と月額固定費はかかりますが集客に強いのが魅力です。BASEなどのASP型は、初期費用や月額固定費を抑えられます。

女性が独立しやすい仕事おすすめ3選

女性におすすめの、独立しやすい仕事を3つご紹介します。

個人サロン

個室や半個室の限られた空間で施術を提供する個人サロンは、マンションや自宅の一室などを利用して始めることも可能です。エステやリラクゼーション、まつげエクステなどの幅広いジャンルの個人サロンが存在します。提供する施術に合わせて専門的な技術が必要です。

個人サロンでは一人のセラピストが担当することが多く、完全予約制で周りを気にせずにリラックスできる環境を顧客に提供できるのが特徴です。施術内容の差別化やターゲット層の明確化、SNSや予約システムアプリの活用などが集客に役立つでしょう。

家事代行

掃除や整理整頓、洗濯、料理などの家事の経験を活かしてできる仕事です。資格がなくても始められますが、家事代行アドバイザーや整理収納アドバイザーなどの家事スキルを示せるような資格を保有していると、顧客に安心感を与えられます。

届け出なども不要で、一人で始めることも可能です。小さく始める場合は事務所などを借りる必要もないため、初期費用を抑えられます。

フランチャイズを利用して家事代行サービスを始める方法もあります。ロイヤリティーの支払いは必要ですが、起業時から知名度が得られるため集客がスムーズにできやすく、ゼロから始めるよりも手間を減らせます。

イラストレーター

依頼主の要望に沿ってイラストを作成する仕事です。書籍やポスター、商品のパッケージ、Webサイトなどの身近にあるイラストを扱うのが一般的ですが、なかには医療関係や建築関係などの専門分野のイラストを描く仕事もあります。

特別な資格は不要ですが、未経験からいきなり独立するのは難しいでしょう。依頼主の要望をヒアリングするスキルやデッサン力、オリジナリティ、トレンドをつかむ感度の高さ、グラフィック関係のデジタルツールを使えるスキルなどを求められます。

ペットトリマー

トリマーになるための資格は必須ではありませんが、独立する場合は、動物取扱責任者が必要となるためトリマーの資格は取得しておいた方が良いでしょう。トリマーの専門学校を卒業していなくても、通信講座で取得を目指せます。小型犬限定、完全予約制にするなど業態を工夫して自宅開業すれば、子育てや介護と両立することも可能です。

有資格者が独立しやすい仕事おすすめ3選

せっかく資格を持っているなら、独立に活かしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、有資格者におすすめの仕事をご紹介します。

美容室・アイラッシュサロン・ネイルサロン

国家資格である美容師の資格を保有しているのなら、独立して店舗をオープンすることも可能です。美容室の開業資金は、地域や店舗の広さにもよりますが1,000万~2,000万円が目安です。

また、美容師の資格はアイラッシュサロンでの独立も可能です。こちらは美容室に比べると初期投資、材料費、ランニングコストが低く、利益率の高い業種と言えるでしょう。自分一人で始めるのであれば、地域にもよりますが300~500万円ほどが目安となります。JNECネイリスト技能検定試験やJNAジェルネイル技能検定試験、ネイルサロン衛生管理士など、ネイル関係の資格を持っている場合も独立する際に活かせます。ネイルサロンの開業に必須の資格はありませんが、資格を取得していることで顧客からの信頼度アップも期待できます。そのため、有資格者であれば独立しやすいでしょう。

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講師になるための必須の資格はないことが多いものの、関連する資格を持っていることで独立に有利になることがあります。

学習塾や予備校などの講師を仕事とする場合、教員免許が活かせるでしょう。英会話講師であれば、TOEICやTOEFL、実用英語技能検定などが活かせる資格として挙げられます。

そのほかにも、ピアノ講師やダンスのインストラクター、パソコンのインストラクターなども、関連する資格や認定制度を活かし、独立して講師になりやすい仕事といえます。

士業

弁護士や司法書士、行政書士、税理士、社会保険労務士といった専門性の高い職業である士業も、独立しやすい仕事です。まずは資格を取得して、行政書士事務所や法律事務所、税理士事務所などに所属して実務経験を積んだのちに、独立するという流れが一般的です。

専門知識が必要で、その資格を持っている人だけが携われる独占業務を持つ士業は、独立しやすいといえます。たとえば税理士の独占業務には、税務の代理や税務書類の作成、税務相談があります。

ただし、士業は資格を取得する難易度も高いでしょう。通信講座や専門学校を活用することで、効率よく資格の取得ができます。

職人が独立しやすい仕事おすすめ2選

職人のスキルが必要な仕事は、独立しやすいといえます。おすすめの仕事を2つご紹介します。

大工職人

一人親方として独立する方法と、従業員を雇用して工務店を開業する方法があります。一人親方として独立し、軌道に乗ってから工務店を開業するのも一つの方法です。

特別な資格はなくても独立できますが、建築士や建築施工管理技士、建築大工技能士などの資格を持っていると、仕事の依頼が増えることにもつながるでしょう。

小さい規模で独立するのであれば、自宅の一室を事務所にすることも可能です。事務所を借りる場合は、保証金や敷金、改装費用などの初期費用がかかります。また、独立する際には機器や什器、業務車両などの購入も必要です。

塗装職人

建築現場における屋根や外壁の塗装をする仕事です。塗装は単に色を付けるだけでなく、雨風からの保護や抗菌、防サビなどの役割もあります。

資格を持たなくても仕事はできますが、関連する資格には国家資格である一級・二級塗装技能士などがあります。土木関係や建築関係の仕事経験を活かして、塗装職人になるケースもあります。

独立の際には、仕事道具や業務車両などの準備が必要なため、まとまった資金が必要になるでしょう。徐々に売上を伸ばしていきたい場合は、人材採用や人材育成も必要です。

まとめ

仕事によって独立のしやすさは変わってきます。今回ご紹介した仕事も参考に、どの分野で独立するのかを検討してみてください。

初期費用を抑えて独立できる仕事もありますが、店舗や事務所を構える場合や設備にお金がかかる場合など、開業時にまとまった資金が必要となるケースもあります。資金調達がネックで悩んでいるなら、資金調達支援サービス会社に相談するのも一つの方法です。

資金調達支援サービス会社に相談すると、必要なときに必要な金額を調達するサポートをしてもらえます。金融機関との交渉や面談対策、事業計画書作成のアドバイスなどのサポートも受けられます。

独立や開業に関して不安を抱えている場合は、ノウハウや経験が豊富なプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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記事・コンテンツの監修者

起業創業開業の資金調達コンサルタント

株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)

大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小にはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援も本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。日本経済のために今日も邁進しています。

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