会社経営で成功を収める考え方とは?経営に役立つ資格も紹介

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会社経営で成功を収める考え方とは?経営に役立つ資格も紹介

会社経営で成功するための考え方は、経営者の個性や会社の状況によって異なります。一般的には、明確な事業目標を設定し、目標達成のための計画を立て、計画を実行し、結果を検証して、必要に応じて計画を修正することが重要です。

そして、常に学び、成長するための努力を継続しなくてはなりません。経営者としての知識やスキルを身につけるために、資格を取得することもとても有益です。この記事では、成功するための考え方と、経営に役立つ資格を紹介します。

 

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起業はゴールではなくスタート

会社経営で成功するためには、起業はゴールではなくスタートという考え方が大切です。起業しただけで、会社はすぐに成功するわけではありません。

むしろ、起業したあとこそ、さまざまな困難や課題に直面することになります。資金繰り、人材育成、マーケティング、販売、競合他社対策などの課題です。

これらの課題を乗り越えるために、経営者は常に新しいアイデアや戦略を打ち出し、実行していく必要があります。社員のモチベーションを高め、チームワークを強化していくことも重要です。

起業した後も、経営者は常に努力と挑戦を続け、会社を成功に導かなくてはなりません。起業は、目的地ではなく出発点なのです。

事業目標を明確にする

会社経営で成功するためには、事業目標を明確にすることが重要です。事業目標とは、会社が将来達成したい目標のことで、売上高や利益率、シェアなどの数値で表されます。

事業目標が明確であれば、経営陣は会社の方向性を定め、社員は目標に向かって一致団結して行動することが可能です。また、事業目標を達成するために必要な戦略や、計画を立てやすくなります。

コストの割き方を考える

経費や時間などコストの割き方を考えましょう。限られた経営資源を有効に活用するために、収入に対して経費をどのように配分するか、計画する必要があります。コスト配分を適切に行うことで、会社の利益を最大化することが可能です。

会社の収入と支出を正確に把握することで、会社の経営状態を把握し、コスト配分の基準を設定することができます。事業目標を達成するために必要なコストも把握しましょう。

協力者を増やす

会社経営で成功するためには、協力者を増やすことが大切です。ひとりでできることには限界があります。協力者を増やすことで、能力や経験を補い合うことができ、より大きな成果を上げることが可能です。

まず、自分の周りに信頼できる人脈を築きましょう。信頼できる人脈があれば、困ったときに助けを求めたり、協力してもらったりすることができます。いろいろな分野の協力者は、経営者にとって大切な資産です。

起業段階で周囲に差をつけるには

起業した段階で周囲の競合に差をつけるためには、事業計画書と資金繰り表を作成し、十分な開業資金を調達する必要があります。

事業計画書

事業計画書は、自社の事業を具体的に説明する書類であり、経営者にとって経営の指針となるものです。事業計画書を作成することで、自社の強みや弱みが明確になります。

数値化された目標を達成するための具体的な計画を立て、計画の実現可能性を検証することが可能です。そして、自社の事業をより深く理解し、経営の効率化を図ることができるでしょう。

また、事業計画書は、リスクの予測と管理に役立ちます。事業計画書を作成することで、潜在的なリスクを予測し、それに対する対応策を策定可能です。

金融機関から融資を受けるための資料としても、事業計画書は必要な書類です。起業する際は、事業計画書を必ず作成しましょう。事業計画書の作成は、起業成功への第一歩です。

資金繰り表

起業する段階で、事業計画書とともに資金繰り表も作成しましょう。経営者がビジネスの資金の流れを詳細に計画し、管理するために、資金繰り表は必要な書類です。

資金繰り表は経営者にとって、ビジネスの財務状況を正確に把握するための資料になります。資金の流れを管理するためには、収入と支出を記録し、予測することが重要です。

資金繰り表を活かすことで、将来の財務状況を予測し、必要な資金を調達するタイミングが明確になります。

また、資金繰り表は、金融機関から融資を受ける際に必要な書類です。融資を受ける際には、将来的な資金の流れの見通しや、返済能力を示さなくてはなりません。資金繰り表は定期的に更新し、正確な財務状況を常に把握することが大切です。

開業資金調達

事業をスタートする段階で余裕のある資金を調達できていれば、スムーズに開業することが可能です。また、開業後安定期に入る前の資金枯渇を回避し、開業後の倒産を防ぐことになります。

自己資金

経営者が自己資金を使用することは、ビジネスに対する情熱、真剣な取り組み、成功への強い意欲と決意を周囲に示すことになります。自己資金を投じることで、取引金融機関にリスクを分担する姿勢を示すことも可能です。

自己資金による開業資金調達は、将来の資金調達の負担を軽減し、ビジネスの自主性を保つことにつながります。自己資金の投下は、ビジネスの自立性と持続性を高める要素です。

しかし、自己資金による開業資金の調達には限界があります。すべての経営者が自己資金を潤沢に持っているわけではありません。

融資など、ほかの資金調達手段を検討することも選択肢のひとつです。適切な資金調達計画を立て、自己資金と融資を組み合わせて、健全経営を目指しましょう。

創業融資

創業融資とは、事業を始めるために必要な資金を金融機関から借り入れることです。日本政策金融公庫や信用金庫など、金融機関が行っています。比較的低い金利で返済期間が長く、融資を受けるための条件が緩和されていますが、審査は厳しいです。

創業融資を受けるためには、事業計画書や資金繰り表などを作成し、金融機関に提出する必要があります。これらの資料は、金融機関が融資の可否を判断するための判断材料です。

創業融資は、経営者にとって大きな助けとなります。ただし、融資を受ける際には返済計画を立て、リスクを十分に認識し、慎重に検討することが大切です。

専門家への相談

起業で成功するためには、さまざまな知識やスキルが必要です。しかし、経営者がすべてを自分自身で学ぶことはできません。専門家に相談することで、必要な知識やスキルを効果的に活用できます。

起業する際の主な専門家は弁護士、税理士、会計士、マーケティングコンサルタント、営業コンサルタント、人事コンサルタントなどです。専門家に相談することで、成功確率を高めることができます。

都道府県等中小企業支援センターに相談するのもひとつの方法です。都道府県等中小企業支援センターは中小企業庁が運営し、資金調達など起業に関する相談窓口があります。専門家に相談する際は、ニーズにあった専門家を選び、状況を正確に伝えることが大切です。

また、有料の専門家に相談する場合は、費用対効果を考慮する必要があります。メリットとデメリットを比較検討し、専門家に相談するかどうかを決めましょう。

会社経営に役立つ資格

資格は経営者にとって財産です。事業計画書に取得した資格を記入することで、創業融資を受ける金融機関に、経営者としての知識と経験をアピールすることができます。

中小企業診断士

中小企業の経営診断や経営指導を行う専門家です。この資格は国家資格であり、試験に合格し、登録を行うことで取得できます。経営に関する幅広い知識と経験を持ち、中小企業の経営改善や、成長に貢献するのが中小企業診断士です。

日商簿記2級

日本商工会議所が主催する検定資格です。企業の経営活動を記録・計算・整理する技能を身につけることができます。経理や会計などの職種に有益で、ビジネスの基礎知識として役立つ資格です。

ビジネス実務法務検定

東京商工会議所が主催する検定資格です。経営に必要な実践的法律知識を幅広く学べます。1級、2級、3級があり、最も初級の3級は合格率約8割と高く、独学でも合格しやすい資格です。

マーケティング・ビジネス実務検定

国際実務マーケティング協会が主催する民間資格です。マーケティングの基礎知識、プロモーション戦略、関連法規といった内容まで、幅広く学ぶことができます。マーケティング部門と連携する企画制作や研究開発、IT分野の人に有益です。

企業経営アドバイザー

一般社団法人日本金融人材育成協会が主催しています。経営を診断し、適切な助言ができる専門家を認定する検定資格です。

知識科目と実践科目の2科目から構成され、知識科目では、企業経営に関する基礎的な知識、実践科目では、事業性評価に関する考え方を学べます。経営コンサルに役立つ資格です。

メンタルヘルス・マネジメント検定

大阪商工会議所が主催する検定です。メンタルヘルスについての基礎知識、メンタルヘルス不調の予防と対応、職場のメンタルヘルス対策などを学べます。経営者・管理職や人事担当者、産業保健スタッフなど、メンタルヘルスに関わる人に役立つ資格です。

経営士

経営士とは、中小企業の経営を支援する専門家です。経営士の認定試験は、日本経営士会が行います。経営管理に関する高度な専門知識と、経営支援の実践能力を問う試験です。経営士は、中小企業の経営改善や経営戦略の策定などで活躍することができます。

経営学修士

経営学修士とは、経営学を専攻する大学院の修士課程を修了した人に授与される学位です。ビジネスのあらゆる分野で、必要な知識とスキルを身につけることができます。経営者やコンサルタント、金融機関のアナリストなど、幅広い分野で活躍することが可能です。

取得高難易度の国家資格

税理士、公認会計士、社会保険労務士の3つの資格は、経営者にとって もちろん有益な資格です。しかし合格率が低く時間を要するので、取得は容易ではありません。

税理士

税理士法による国家資格を有する、税務の専門家が税理士です。税務申告書の作成や税務相談、税務調査の対応など、税務に関する幅広い業務を行います。

経営戦略の立案や経営改善策の提案など、コンサルティング業務を行うのが税理士です。専門知識と経験を活かして、個人や企業の税務問題を解決し、経営をサポートします。

公認会計士

企業の会計と監査を行うことができる国家資格です。企業の財務諸表が適正に作成されているかどうか、独立した立場から監査します。

経営コンサルティングや税務業務など、会計に関する幅広い業務とサポートを行うのが公認会計士です。

社会保険労務士

労働及び社会保険に関する諸問題に対応し、これらの処理及び代理・代行を行うのが、社会保険労務士です。こちらも国家資格です。

労働保険、社会保険、労働法、労働安全衛生法等に関する専門知識を持ち、企業の労務管理、人事労務に関するコンサルティング、年金相談、労働紛争の解決などを行います。

「通過点」としての目標例

経営者は企業経営を成功させるため、起業時に事業目標を明確にしなければなりません。事業目標を達成するために、通過点としての目標を定めることは有効な方法です。

通過点としての目標にはいろいろありますが、ここでは目標例として株式公開、株式譲渡、事業継承について説明します。

株式公開

株式公開とは、株式会社が自社の発行する株式を自由に譲渡できるようにすることです。株式を公開することにより、不特定多数の投資家から資金を調達できます。銀行からの借入金と違い返済は不要となり、会社の資金繰り負担を軽減することが可能です。

また、企業の知名度が向上します。株式市場において、会社の情報が広く公開されるためです。知名度の向上は、新規顧客の獲得や、取引先の増加につながります。

さらに、企業の信用力が向上します。株式市場において、会社の財務状況や経営状態が厳しく審査され、監査証明が付されるるためです。信用力の向上は、金融機関からの融資や、取引先との取引条件の改善につながります。

そして株式公開により、企業は優秀な人材の確保に有利になります。株式公開により、会社の知名度や信用力が向上し、従業員にとって魅力的な企業になるためです。

株式譲渡

株式譲渡とは、株式の売買により、企業の経営所有権を他社に譲り渡すことです。事業譲渡よりも手続きが容易で、コストを抑えられます。株式譲渡により、経営所有者は売却益を得ることが可能で、売却益は新しい事業への投資などに使用できます。

また、株式譲渡は従業員の雇用を継続できるので、従業員の士気を保つことが可能です。

所有権の移転を容易に行いたい、事業譲渡よりも手続きを簡易的に行いたい、売却益を得たい、従業員の雇用を継続したい、税制上のメリット(事業譲渡に比べて低い税率)を享受したいなどの場合には、株式譲渡を検討するとよいでしょう。

株式譲渡の際に発生する譲渡損失は、損益通算と繰越控除ができます。損益通算とは、株式の譲渡損失を、他の株式の譲渡益と相殺して税金を減らすことができる制度です。繰越控除とは、株式譲渡の損失を、翌年以降3年間にわたって繰り越し、他の株式の譲渡益や配当所得と相殺して税金を減らすことができる制度になります。確定申告することで、これらの制度を利用することが可能です。

事業継承

事業継承とは、経営者から後継者に経営権を移すことです。事業継承を成功させるためには、後継者選びや事業計画の策定、従業員の納得を得ることなど、多くの課題があります。

しかし、課題を解決し、事業継承を成功させることで、会社の永続化や従業員の雇用を確保することが可能です。

事業継承は、企業と経営者にとって避けられない課題ですが、事業継承を将来の目標にすることで、現在の課題を克服し、会社の成功につなげられます。難しい場合は、専門家に相談するのもひとつの方法です。

先ほど紹介した株式譲渡が、スムーズな事業継承につながる場合もあります。事業継承を将来の目標にして、会社経営を成功にみちびきましょう。

ファイナンスアイ
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ファイナンスアイは、経済産業省中小企業庁認定のM&A支援機関です。事業承継などのM&Aの支援実績もあります。必要な事業資金の融資による調達など様々な相談に応じます。まずはご相談ください。

まとめ

起業して、会社経営で成功を収めるための要素はたくさんあります。そのなかでも、資金調達は重要な要素です。

自己資金だけで足りないのであれば、創業融資を申し込んではいかがでしょうか?創業融資を受けるためには、金融機関に事業計画書や必要書類を提出する必要があります。しかし、事業計画書の作成や必要書類の準備は、初めての方には難しいものです。

難しい場合は、資金調達の専門家、ファイナンスアイにご相談ください。事業計画書の作成や必要書類の準備などをサポートし、金融機関との交渉も代行いたします。

創業融資を受けるためには、資金調達の専門家に相談するのが近道です。ファイナンスアイに相談して、創業融資の申請をスムーズに進めましょう。

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ご自身で資金調達の対応をする前に、まずは融資支援のプロである私に一度ご相談ください。相談頂ければ、アナタの成功のために必要なプランを無料で提案します。話を聞いてから、アナタが決めてもらえれば大丈夫です。

ファイナンスアイ
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ファイナンスアイではこれまで開業資金、運転資金など様々な資金の支援をしてきました。日本政策金融公庫・信用保証協会付け融資・信用金庫・銀行からの融資相談に8000社以上対応してきました。自分で融資をされるよりも融資額、成功率を飛躍的に高めます。融資に必要な事業計画、創業計画や審査担当者との面談対策などトータルでサポートします。ご興味があればお気軽にご相談ください。

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記事・コンテンツの監修者

起業創業開業の資金調達コンサルタント

株式会社ファイナンスアイ(経済産業省M&A支援機関登録済)
代表取締役 田中 琢朗(たなか たくろう)

大手の金融機関・上場企業の財務部門責任者などを歴任し、2014年にファイナンスアイを創業。業界歴30年・創業10年のベテラン。中小企業・個人事業主・起業家と一緒に、現場で泥臭く汗をかいて靴をすり減らして財務を軸に経営者を支援し続け、のべ10,000人以上の圧倒的な実戦経験を持つ。ノウハウを「ファイナンスアイ式メソッド」として確立。中小にはびこる悪質なM&Aの被害をなくすために、M&A支援も本格化。売手・買手のいずれの立場からも真のM&Aを提供。現在も毎月150件以上の新規相談に対応し、毎週セミナーも開催中。日本経済のために今日も邁進しています。

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